他人と比較してはいけない
「自分と他人を比較するのをやめれば、あなたは今よりずっと幸せになれる」とVipul Patni 氏は言います。2011年に行われた研究によると、人は他人が感じているネガティブな感情を過小評価し、逆にポジティブな感情を過大評価することが分かっています。つまり、他人の本当の感情は分からないので、自分と他人を比較することに意味はないのです。
他人を変えようとしてはいけない
他人が自分の期待通りに動いてくれたら、あなたの生活はもっと快適になるかもしれません。しかし、変わる気のない人に何を言っても時間を無駄にするだけです。他人を変えようとするよりも、自分ができることに専念するほうが効果的です。
失敗を恐れてはいけない
失敗を恐れてはいけません。たとえ失敗しても行動を止めてはいけません。前に進み続けて、後ろを振り返るべきではありません。「失敗に対して恐れや恥ずかしさを感じる気持ちを受け入れることが重要です。そして信頼できる人を見つけてそのような感情について話し合うことも大事です」と心理学者の Guy Winch 氏は言います。
過去を後悔してはいけない
過去を振り返ると、もっと違うやり方でやれば良かったと誰でも考えることでしょう。しかし、後悔は幸福に悪影響を及ぼすと Prabakaran ThodithotSembiyan 氏は言います。
2008年に行われた研究によると、人は後悔した経験を高く評価し、良い結果が出せたはずと考える傾向があります。さらに、後悔には日々のストレスから回復しにくくもする作用もあります。
他人に期待してはいけない
強い期待も幸福を妨げる要因になり得ます。期待ばかりしていると、期待に応えてもらえなかったときにひどく落ち込んでしまいます。誰かに何かしてもらえることをじっと待っているのではなく、自分から行動しなければなりません。自分から行動を起こして何か見返りがある方が、期待を裏切られるよりずっと嬉しいはずです。
根に持ってはいけない
人を恨んだり仕返ししようと考えるのは賢いことではありません。それは結果的に、相手ではなく自分自身を傷つけることになるだけです。
心理学者の Seth Meyers 氏によると、恨みを持つことで自分自身のストレスが増し、高血圧の原因になるなど健康に悪影響を及ぼしやすくなります。誰かに対して嫌な気持ちを持ったときには、「この人は自分にとって重要な人だろうか」と自問すると良いでしょう。たいていの場合、そのような人はそれほど重要ではないはずです。
